ソフト・ソフトウェアにはどんなものがあるの?

ここで、原価計算のソフトやソフトウェアのシステムの紹介をいたします。

まずは、原価計算のフリーソフトをダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
その後、お金を出して原価計算のソフトを購入されることをおススメします。

また、エクセル(excel)が得意な方は、原価計算のシステムを自分で構築するという手もありますね。

原価計算のソフト・フリーソフトの紹介
現在では原価計算のソフトが出ているほど便利な世の中になりましたね。
いくつか原価計算のソフトやフリーソフトを紹介しますので、検索してお試しになってみてくださいね。

●原価計算工房 for Access2002
【原価計算工房】は、モノ(有形物)の製品製造活動にかかわる企業の原価計算に当然対応できるとともに、ソフトウェアなど無形物の制作活動や、サービス業における役務提供活動の「コストの計算」を検討している企業にも対応できる、汎用型原価計算システムです。

モノであろうと、ソフトであろうと、サービスであろうと、企業が生み出す付加価値物(売上)に対する正確なコスト(標準原価と実際原価)を1単位(個数や件数、時間)ごとに計算し、詳細な分析資料を入手することができます。

原価計算システム以外にも、生産管理システムや在庫管理システムの機能を搭載。
いわゆる全原価要素工程別原価計算をめざし、「一般に公正妥当と認められる原価計算の基準」の実現を追い求めています。

●原価計算工房 for Access2000
【原価計算工房】は、モノ(有形物)の製品製造活動にかかわる企業の原価計算に当然対応できるとともに、ソフトウェアなど無形物の制作活動や、サービス業における役務提供活動の「コストの計算」を検討している企業にも対応できる、汎用型原価計算システムです。
モノであろうと、ソフトであろうと、サービスであろうと、企業が生み出す付加価値物(売上)に対する正確なコスト(標準原価と実際原価と)を1単位(個数や件数、時間)ごとに計算し、詳細な分析資料を入手することができます。
売上高が1千億円未満の、中堅企業・中小企業向けに開発された原価計算システムです。
なお、最新版については、制作者のホームページで提供しています。

●経理会計コース「原価計算の基礎」
原価・コストとは何かを理解したうえで、原価計算の算出方法を学びます。原価をきちんと計算することにより、企業の利益をどのように増やすことができるかを学びます。

CPU:Pentium Pro(200MHz)以上推奨
ブラウザ:IE4.0〜6.0 Netscape4.7〜4.78
メモリ:64Mバイト以上推奨
サウンドカード:不要
ディスプレイの解像度:800×600以上推奨
ディスプレイの色数:256色以上推奨
プラグイン:FLASHプレイヤー

●FusionSys ABC
ABC (activity based costing) は、日本語で活動基準原価計算と呼ばれ、1988年ごろハーバードビジネススクールのキャプラン、クーパー両教授によって提唱された原価計算法です。恣意的な配賦を可能な限り除き、原価を現場の活動から決めます。
FusionSys ABCは、必要最小限の機能だけに絞込み、コンサルタントの介入なしに、どなたでも使いこなせるのが特長です。

●どんぶり原価計算
生鮮商品の原価計算が簡単にしかも正確に算定できる。
結果を元に売価のシュミレーションが出来る。
とにかく取扱が簡単。
正しいどんぶり勘定ユーザーは無料で使用できます。

●実行予算書・実行予算作成基準書・工事原価計算書
工事原価をコンピュータ管理するため Microsoft Excel 2000で作成した土木・建築共通の実行予算書・実行予算作成基準書・工事原価計算書です。
算出式入力可能部分は全て入力済みで大手ゼネコンで現在使用しています。
同梱
・ 見積書・見積内訳書
・ 下請負契約稟議書・契約内訳書
・ 注文書・請書
・ 下請負出来高支払調書・支払内訳書

標準原価計算と直接原価計算の方法・仕方とは?

それでは、原価計算ゼミナール3回目の授業じゃ。

会社が適正な利益を上げるためには、原価とのバランスを考えなければならないのはご存知じゃのう。
計画性もなく、製品を作っていては原価が大幅にかかり、必要な利益が確保できなくなってしまうのじゃ。
したがって、実際に製造に取り掛かる前に、どれだけの原価がかかるのかを事前に見積もっておく必要がある。
これを事前原価計算というのじゃ。

ちなみに、この事前原価計算に対して前回話した実際原価計算は、原価が実際にかかった後に原価を計算するので事後原価計算という。

この事前原価計算では、見積もりを作るのじゃが、同じ見積もりでもプロが製造するのか、入社したばかりの素人が行うのかによって
中身が変わるのじゃ。
そこで、ある程度ロスを含んだ原価(見積原価)を計算する見積原価計算と、プロが管理改善を重ねた結果、生産を行う場合の原価(標準原価)
を計算する標準原価計算の2つに分けられるのじゃ。

見積原価は、現状の実力を示すものであり、標準原価は目標としたい原価なのじゃ。
製造活動を行ううえで、この標準原価を目標にして、いかにしてコストダウンを図るのかが重要となるのじゃ。

この標準原価計算の手順としては、
1. 製造原価を材料費と加工品に分ける
2. 標準材料費を計算する
3. 材料費と加工費を合計して標準原価を求める
4. 標準原価と実際原価を比べて差異を分析する

直接原価計算は、変動費のみを製品の原価とする方法で、製造原価や販売費・一般管理費をどのように分けるかが重要じゃ。
つまり、直接原価計算の方式で計算すると、生産量に関係なく、売上に応じて利益が変化することになるのじゃから、
直接材料費・直接労務費・変動製造間接費を合計した、変動製造原価を原価として製造原価を算出するのじゃ。

実際原価計算における個別原価計算と総合原価計算の方法・仕方とは?

では、今日の授業をはじめよう。
製品を作った後で、いくらかかったのかを計算する原価計算の方法を実際原価計算というのじゃ。

実際原価計算には2つのルールがあってのう、そのルールとはこうじゃ。
1. 1ヶ月単位で原価計算を集計する
2. 製品・商品・人・時間など、1単位ごとに計算する(生産する量や大きさによって基本単位がかわるが)

実際原価計算は3つのステップで単位あたりの原価を計算するのじゃ。
1. 費目別原価計算・・・まず、製造原価の3要素(材料費・労務費・経費)ごとに実際の発生額を集計
2. 部門別原価計算・・・次に、費目別に計算した原価を部門ごとに集計
3. 製品別原価計算・・・最後に、部門別に計算した原価を製品ごとに集計

3.の製品別原価計算は、計算方法によって個別原価計算と総合原価計算の2つに分けられるのじゃ。

個別原価計算は、種類を異にする製品のオーダーを受けるごとに個別に生産する、受注生産型の会社が採用する方式じゃ。
1個1個違うものを作る会社、例えばオーダーメイドの靴屋さんやビルの建設業などがそうじゃな。

これらの工場では、受注オーダーごとに製造指図書というものが、1製品につき1枚作成されるのじゃ。
この製造指図書に発生する原価を作業日報としてそのつど記録集計したものが製品の原価となるのじゃ。

これに対して、総合原価計算とは、同種または異種の製品を連続的に生産する会社に適している原価計算の方法じゃ。
個別原価計算の受注生産型に対して見込生産型といわれ、製品を大量生産する会社が採用する方式じゃ。
食品加工業や電化製品を作る会社などがそうじゃな。

原価計算基準・原価計算規程(規定)とは?

おっほん。わしは原価計算ゼミナールの教授じゃ。
これから、原価計算の基本的な考えを君に伝授しよう。
君が少しでも原価計算を好きになることができたら、わしはとっても嬉しい。

それでは、始めようかのう。

君は、なぜ、企業が原価計算というものをするのか知っているかい?

原価計算はもともと、製品の売価(販売価格)を決めるために、製品の原価を発見する方法として生まれたのじゃ。

製品の売価を決めるためには、「実際にかかった原価(実際原価)」を集計して、実際原価に利益を加えて売価を決めていたのじゃよ。

ところがじゃ。企業間の競争が激しくなると、売価よりもいかに無駄をなくして製品を作るかに注目が集まったのじゃ。
そして、原価計算の考え方は製造部門だけではなく、営業部門や管理部門にまで普及していった。
こうして、製造原価に販売費・一般管理費を加えたものを総原価として原価管理をするようになったのじゃよ。

その後、利益も管理することに重点が移ってくるようになると、原価計算制度にも売上高・原価・利益を計画する仕組みとして「予算制度」が誕生したのじゃ。

また、このころ考え方が発生した設備投資に代表される「意思決定」は、どの業界でも重要じゃな。
この意思決定には原価計算を用いるのじゃよ。
設備投資によって「どれだけ原価が安くなるか」、「どれだけ利益が増えるか」などという経営で活用される原価計算が必要なのじゃ。

このような原価計算の計算の仕方を細かく決めている取り決めがあるのじゃ。
この取り決めを「原価計算基準」や「原価計算規程」(もしくは原価計算規定)というのじゃ。

原価計算にまつわるわしの思い出とおススメ本

わしは大学で会計学を学んだ。
わしはお金の計算は好きなので(爆)、会計学や簿記論は好きだったのじゃが、原価計算の授業は本当に眠くなるほど苦手じゃった(笑)
先生が眠くなる声であるということもあったのじゃがな。
わしは学生のころ、日商簿記検定2級を受け、そちらはなんとか受かったのじゃが、日商簿記検定1級は一筋縄では行かなかったのう。
そんな中、わしが原価計算に愛着を持てるようになったのが、TACのテキスト「日商1級攻略ゼミ」(現在は多分「日商1級とおるゼミ」)シリーズの原価計算と分かりにくい部分のみを説明したLIVEin合格セミナー原価計算じゃ。
この本(特に原価計算の部分)を激しくおススメする。
今は、解き方ゼミというもっと分かりやすそうな問題集ができたのでこちらもあわせておススメじゃ。

もし、君が日商簿記検定1級にくじけそうになったり、なかなか受かりそうにない、あきらめようかと思っている方、一度このシリーズでがんばってみてはいかがかのう?
かくいうわしはあと4点差で不合格となったのじゃがのう(爆)

今、文章書いていてまた日商1級がんばってみようかな〜なんて思ってしまいました。

ご参考までに、解き方ゼミの目次を載せておく。
これだけでも、原価計算にはどのような種類があるのかがお分かりいただけるかと思う。

解き方ゼミ・工業簿記・原価計算(?T)個別原価計算・総合原価計算編
Chapter1 費目別計算
 問題1.原価の分類と財務諸表
 問題2.製造指図書別
     製造原価要約表の作成
 問題3.外注加工賃の会計処理
 問題4.勘定記入・
     損益計算書作成
 問題5.総合問題

Chapter2 部門別計算
 問題1.単一基準と複数基準(1)
 問題2.直接配賦法-複数基準
 問題3.階梯式配賦法と
     相互配賦法
 問題4.単一基準と複数基準(2)
 問題5.連立方程式法と
     階梯式配賦法

Chapter3 個別原価計算
 問題1.勘定記入
 問題2.個別原価計算書に
     おける仕損の処理
 問題3.部門別個別原価計算(1)
 問題4.部門別個別原価計算(2)
Chapter4 総合原価計算
 問題1.実際総合原価計算
 問題2.組別総合原価計算
 問題3.工程別総合原価計算に
     よる減損
 問題4.減損の安定的発生
 問題5.工程別総合原価計算
 問題6.等級別総合原価計算(1)
 問題7.等級別総合原価計算(2)
 問題8.連鎖品・副産物

解き方ゼミ・工業簿記・原価計算(?U)標準・直接原価計算・意思決定編
Chapter1 標準原価計算
 問題1.仕損の処理
 問題2.修正パーシャルプラン
 問題3.シングルプラン
 問題4.原価差異の処理
 問題5.配合差異の歩留差異
 問題6.工程別標準原価計算

Chapter2 直接原価計算
 問題1.直接原価計算と
     全部原価計算の比較
 問題2.固定費調整
 問題3.CVP分析(1)
 問題4.CVP分析(2)
 問題5.予算編成
 問題6.予算実績差異分析
 問題7.事業部制
Chapter3 意思決定会計
 問題1.最適セールスミックス
 問題2.経済的発注量
 問題3.内製か購入かの意思決定
 問題4.追加加工の要否
 問題5.正味現在価値法と
     内部利益率法
 問題6.設備投資
 問題7.取替投資
 問題8.反復投資
 問題9.正味運転資本

Chapter4 戦略的原価計算
 問題1.活動基準原価計算
 問題2.原価企画・原価改善

もし、原価計算の入門・基礎・基本から分かりやすく学びたい方は、日商2級の同シリーズの工業簿記編が原価計算の全体の大まかな流れが分かるぞ。